学校・大学・教育系法人・政府系機関・会館・博物館・美術館・文化施設などの事業系ゴミ(産業廃棄物)の捨て方を解説します
学校は生徒や教職員が日々活動する場所であり、運営に伴ってさまざまなごみが発生しますよね。SDGsが注目されている今、リサイクルや粗大ゴミの削減など適切な処分の方法が求められています。
この記事では、学校が実践すべき粗大ゴミのリサイクル方法に合わせて、粗大ゴミと事業系ゴミの処分方法について、具体的な取り組みを紹介します。粗大ゴミの処理に困っている教職員の方は、ぜひ読んでみてください。
学校で発生する粗大ゴミは、家具や家電製品、不要な教材など、大型なものや重量のあるものが多いですよね。
これらの粗大ゴミを適切にリサイクルする方法として、以下のようなものがあります。
学校内で発生した粗大ゴミを適切に分別しましょう。
リサイクル可能な部品や材料とリサイクル不可のものに分けて回収し、再利用やリサイクルに回します。
回収は、地域のごみ処理センターや専門業者と連携して、定期的に行いましょう。
まだ使用可能な状態の家具や家電製品は、修理やクリーニングを行い再利用をしましょう。
また、学校のイベントとしてバサーや譲渡会などを開催したり、地域の施設へ寄付をしたりすることで資源の有効活用ができます。
寄付や販売を通じて地域の活動に役立てることもあるでしょう。
ダンボールや紙などの資材であれば、授業で再利用することも可能です。
リサイクルやリユースなどについて学ぶきっかけになります。
学校で発生するゴミは、粗大ゴミ以外にも、事業系ゴミと呼ばれるものがあります。
以下では、粗大ゴミと事業系ゴミの違いや処理方法について詳しく説明します。
粗大ゴミは、学校内で使用されなくなった家具や家電製品、不要な教材など、一定以上の大きさや重さのあるものを指します。
学校が粗大ゴミの適切な処理を行うためには、次の手順を実践しましょう。
1.専用の粗大ゴミの収集場所を設置
2.ゴミを適切に分別するための容器やラベルを用意する
3.生徒を含め分別のルールを守り分別する
4.粗大ゴミ回収日程に合わせてゴミの準備をする
金属やプラスチック、ガラスなどは再利用やリサイクルに適しており、業者によって回収方法が異なる場合があります。
その場合は、回収業者の指示に従って分別をしておきましょう。
学校で発生する事業系ゴミには、紙くずやプラスチック容器の他に、食品廃棄物なども含まれます。
学校での事業系ゴミの処理には、以下の方法があります。
1.学校内に分別用のごみ箱を設置
2.紙くずやプラスチック容器など、可燃ゴミとリサイクルゴミに分別する
3.ゴミの収集場所にもゴミを分別しておく
事業ゴミにも種類があり、分別しておくことで再利用やリサイクルへの取り組みが簡単になります。
食品廃棄物については、学校の食堂や給食施設で発生するのが一般的です。
食品廃棄物を堆肥化する施設やバイオガス発電設備を活用することで、適切に処理ができます。
学校は地域の指示に従い、食品廃棄物のみを分別し、専門業者へ定期的に回収をしてもらいましょう。
回収された食品廃棄物は堆肥化施設で有機資源として再利用されるか、バイオガス発電に活用されます。
粗大ゴミがや事業系ゴミが発生しやすい学校では、ゴミの適切なリサイクル方法と処分方法を実践する必要があります。
分別やリサイクルなどには手間がかかり大変かもしれません。
しかし、1人1人が意識して分別することで適切にゴミの処理ができるようになり、地球環境への影響も減らしていけます。
また、子どもたちが地球温暖化やSDGsなどを学ぶきっかけとなります。
ご紹介したリサイクル方法と処分方法を参考に、粗大ゴミや事業系ゴミの適切な処理へぜひ取り組んでみてください。