東京都大田区の事業系ゴミ(産業廃棄物)の捨て方・条例・ルール・罰則を解説します
事業者が事業活動に伴って生じた事業系ごみ。家庭ごみの処理責任が行政にあるのに対して、事業系ごみの処理責任は事業者にあります。しかしながら起業したての場合など、廃棄物をどう処理すればいいか分からないことでしょう。
そこで今回は大田区の産業廃棄物業者・ごみ処分業者を紹介します。また事業者が廃棄物をどう処理すればいいかについても詳しく解説します。
京浜工業地帯の一部でもある東京都大田区。機械・金属加工系の業種を中心に約3,500の工場が区内に存在し、日本のものづくりを支えてきました。そんな大田区で事業によって生じた廃棄物を運搬・処理してくれる産業廃棄物・ごみ処分業者を紹介します。
東港金属ではほとんどの産業廃棄物を処理できます。特に最新鋭のベッドマット専用処理機を導入し、ホテル解体から排出される使用済みベットマットを適正に処理が可能です。また夜間・土日祝祭日の受け入れにも対応しています。
URL:https://www.tokometal.co.jp/recycle/area/tokyo/ota.html
電話番号:03-3790-1751
営業時間:8:00~17:00
所在地:東京都大田区京浜島2-20-4
伸榮産業では事業者から排出された廃棄物のデータを管理しています。データは事業者に提供されるため、自社の排出量を確認することが可能です。またプラスチック複合類など、いままでリサイクルが難しかった廃棄物の資源化にも力を入れています。
URL:https://shinei-industry.co.jp/merit/
電話番号:03-3415-5515
営業時間:8:00~12:00、13:00~17:00(休日:日曜日)
所在地:東京都世田谷区宇奈根1-6-1
エコモーション株式会社は産業廃棄物処理に加え、不用品の買取り力に定評があります。工場機械やオフィス什器などをほぼ丸ごと買取ってくれます。またリモートオンライン無料相談サービスを提供しているため、気軽に相談が可能です。
URL:https://www.kankyo-ecomotion.co.jp/company.html
電話番号:0120-857-922
営業時間:9:00~18:00
所在地:東京都品川区南大井6-26-3
事業系ごみは産業廃棄物と事業系一般廃棄物に分かれています。産業廃棄物は法律(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)に定められた燃え殻や汚泥などの20品目です。
事業系一般廃棄物は産業廃棄物以外の廃棄物のことです。事業系一般廃棄物は大田区が運営するごみ処理施設に持ち込むか、一般廃棄物処理業者に運搬・処理を委託してください。少量ならば事業系有料ごみ処理券を貼付し、大田区の収集に排出することも可能です。
産業廃棄物は大田区が運営するごみ処理施設に原則持ち込みはできません。ただし特定の事業活動に伴って排出される紙くず・木くず・繊維くずに限り、一定の受入基準を設けて持ち込みを許可しています。
それ以外の産業廃棄物については、東京都環境局ホームページなどで大田区内の産業廃棄物処理業者を検索して直接持ち込むか、運搬・処理を業者に委託してください。
業者選定の手間やコストを考慮すると、持ち込みよりも、収集運搬から業者に委託する形が現実的だと思います。
産業廃棄物の運搬・処理を委託する業者は、必ず都道府県知事の許可を得ている必要があります。無許可の業者に委託した場合、業者のみならず委託した事業者も罰せられます。
5年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金に加え、社会的信用の低下が避けられません。必ず許可を受けた業者に持ち込むか委託をして、法律に定められた通りに契約書の作成やマニフェストの保管を行いましょう。