産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)の処分方法・基礎知識・処分の流れ解説
この記事では、バイオハザードマークについて解説していきます。
マークの色分けや正しい処理方法について詳しく説明し、またよくある質問にも答えますので、参考にしていただければ幸いです。
バイオハザードマークは、感染性廃棄物であることを示す国際的なマークです。英語で「生物災害」を意味する「biohazard」から名付けられました。
このマークは、感染症を引き起こす可能性のある病原体を含む医療廃棄物や研究機関で使用された廃棄物などを識別するために使用されます。
現時点では、バイオハザードマークを付けることは義務とされていませんが、添付することで簡単に処理することが可能となっております。
研究会は営利目的ではなく、医療廃棄物処理の処理への意識を高めるためにこの製品を販売しています。
10月1日からの消費税率改定に伴い 赤・黄・オレンジ各1000枚入りで9,440円(税込)となります。
バイオハザードマークは、廃棄物によって3種類の色分けがあります。
それぞれの色のバイオハザードマークは、以下のような容器に入れることが推奨されています。
これらの色分けは、関係者が一目で感染性廃棄物であると識別し、適切な取り扱いをするために重要です。
バイオハザードマークを発見した場合は、以下の点に注意してください。
バイオハザードマークは、感染性のある病原体や生物学的物質が存在する可能性を示すものです。立ち入ると感染する可能性がありますので、絶対に立ち入らないでください。
バイオハザードマークが付いている物には、絶対に触らないでください。触ると感染する可能性があります。
バイオハザードマークを発見したら、すぐに周囲の人へ知らせてください。
周囲の人も感染する可能性がありますので、立ち入りを制限するなど、必要な措置を取ってください。
バイオハザードマークを発見したら、すぐに関係機関へ連絡してください。関係機関は、適切な対応を取ります。
バイオハザードマーク付きの廃棄物は、大きく分けて「感染性廃棄物」と「非感染性廃棄物」に分類されます。それぞれの廃棄物処理方法について、以下に詳しく説明します。
感染性廃棄物は、感染症の病原体を含む可能性があるため、一般廃棄物とは別に処理する必要があります。
処理手順
1. 専用の容器に分別します。
2. 容器にバイオハザードマークを貼り付け、内容物と排出日を記入します。
3. 処理業者に回収を依頼します。
一部の感染性廃棄物は、適切な滅菌処理を行うことで、非感染性廃棄物として処理することが可能です。(鋭利なものは除く)
滅菌処理方法
滅菌処理を行う前に
非感染性廃棄物は、前述した感染性廃棄物に該当しない廃棄物のことです。
これは一般廃棄物や産業廃棄物に区別して処分する必要があります。
バイオハザードマーク付き廃棄物は、一般廃棄物と一緒に処理してはいけません。
処理を行う際は、感染予防対策を必ず行ってください。
処理方法に関する詳細は、厚生労働省や都道府県のホームページなどで確認してください。
Q. 血のついたガーゼのバイオハザードマークは何色ですか?
血のついたガーゼのバイオハザードマークは橙色です。
これは、血液が付着した固形状の感染性廃棄物に使用する色です。
Q. バイオハザードマークは国際的に統一されていますか?
はい、バイオハザードマークは国際的に統一されています。
1966年にアメリカ国立癌研究所の標準化委託を受けたダウ・ケミカル社によって発表され、現在では世界中の多くの国で採用されています。
今回はバイオハザードマークやその処理方法について解説をいたしました。
バイオハザードマークは感染性廃棄物を識別し、安全な処理を促す重要なツールであり、色分けと使用方法は、関係者が適切な取り扱いを行う上で不可欠であると言えるでしょう。
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