事業系ゴミの処分方法・基礎知識・処分の流れ解説
電池の正しい捨て方や分別がわからず、処分に困っている人は多いのではないでしょうか。電池と一口に言っても、乾電池、小型充電池、ボタン電池など、種類はさまざまです。
この記事では、電池の正しい処分方法を種類別に解説します。捨てる際に注意すべきポイントもあるので、ぜひ参考にしてください。
電池は、種類によって捨て方が異なります。自治体が回収するものもあれば、そうでないものもあります。
乾電池は、テレビやエアコンのリモコン、子どものおもちゃ、めざまし時計などに使用されており、「使い捨て電池」とも呼ばれます。
小型充電式電池は、充電して繰り返し使用できるニッケル水素電池、リチウムイオン電池、ニカド電池を指します。
ボタン電池は、アルカリボタン電池、酸化銀電池、空気亜鉛電池の3種類があります。ボタン電池は、微量の水銀が含まれているため、環境に配慮した方法で処分する必要があります。
電池を未使用もしくは使い切らずに捨てる場合も、絶縁してから前に説明した方法で処分してください。
電池の使用期限は、アルカリ乾電池が10年程度、ボタン電池が2年程度です。パッケージや電池本体に期限が書かれているので確認しましょう。
基本的に、どのような種類の電池でも自治体のゴミ回収や協力店の回収ボックスを利用することで、無料で処分が可能です。
家電量販店やホームセンターでは、電池の回収ボックスを設置していることがあります。店舗によって回収できる電池の種類が異なるため、事前にホームページなどで確認しましょう。
また、製造メーカーや携帯キャリアによっては、モバイルバッテリーを無料で回収している場合があるので活用すると良いでしょう。
乾電池は、不燃ごみ又は有害ごみとして自治体のゴミ回収に出すことができます。
しかし、リチウムイオン電池は火災や環境汚染のリスクがあるため、一般のごみとして捨てることができません。特に、スマートフォンやモバイルバッテリーなどリチウムイオン電池を搭載している製品を一般ごみとして捨ててしまうと、火災や爆発につながる可能性があり、大変危険です。
電池を濡らすと、錆びたり、液体がしみこんでショートする場合があります。また、液体によって回路が破壊され、発熱、発火する恐れがあります。
電池の内部から出てくる電解液には水酸化カリウムが含まれており、肌に付くと化学やけどにいたる場合があります。
Q. 残量のある電池の捨て方は?
使い切ってない電池も自治体のゴミ回収を利用したり、協力店の回収ボックスに入れることで処分が可能です。
電池の種類によって処分方法や分別が異なるため、自治体のホームページなどで事前に確認してください。
Q. 電池を絶縁して捨てるには?
電池の端子部分にセロハンテープやビニールテープなどを貼ることで、電流が流れないようにする(絶縁する)ことができます。
Q. 電池を捨てるとき、なぜテープを貼るのですか?
電池を捨てるときにテープを貼るのは、電池の端子同士が接触してショートしないようにするためです。ショートすると、発熱、破裂、発火につながる恐れがあります。
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